松葉杖登山!身体障害者でも山登りがしたいの

右足が不自由なんだけど今日も元気に松葉杖登山!アマチュア身障者登山愛好家オレンジのブログ。

金華山(岐阜城)馬の背コース/2016年元旦

久しぶりのブログ更新です。。。

ちょっと忙しかったり、もろもろあって更新できてませんでした。

 

しかし、そんな間にも登山は行っていましたので

ちょっとその辺を後追いですが書きたいと思います。

 

2016年初登りは、岐阜県にある金華山でした!

標高329m。岐阜城がある山です。

 

標高も低くてお手軽な山で、登山コースも色々あるんですが、

私が行ったのはその中でも一番難易度が高い

「馬の背コース」。

コース自体は短いんですが、

なんと言っても

 

直登

 

ひたすら推定斜度45度ぐらいの岩盤をよじのぼる

まっすぐ登ればそこは天守閣なのです。

 

直登

 

なんてカッコイイ響きなんだ。

 

この岩登りにおいて松葉杖登山家の私には課題があって

 

1.ちゃんと両手両足を使って登れるか

2.松葉杖をどうするか

 

この2点をどう対応できるかを確認するための

練習登山でした。

 

車で行ったんですが、ほぼ登山道入り口直下の駐車場に停める。

きれいな洋式のトイレもばっちり。さすが岐阜城

ロープウェイもあるんですが当然無視して

まずは「瞑想の小径」というなんか横浜辺りの公園にありそうな名前の道の

登山道から歩き出す。

我々と同じような新春登山の人が多いらしく

高尾山並の混みようだ。

 

ちなみにこの「瞑想の小径」、下りはこちらを利用したんですが

馬の背よりはマシではあったが山頂付近は岩ゴツゴツで

全く瞑想ができる雰囲気の道ではありません。

とはいえ登り出しは普通の遊歩道っぽい感じ。

そして2分ほど行くと、馬の背コースとの分岐になる。

こんな看板が。

 

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老人・幼児には無理です。

 

すげぇ。断定形だー。

なんだかワクワクするぅ〜。

 

そしてお楽しみの馬の背コースへ。

こんな感じ。

 

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写真ではわかりにくいですが

壁のように立ちはだかっています。

 

この岩の壁をよじのぼります。

 

とりあえず両手両足を使って登ることはできるのですが、

松葉杖どうしようか・・・。

 

長めのストールを持ってきて、プロゴルファー猿のように

体に巻き付けて登ろうかとも思っていたんですが、

 

岩登りの部分と、普通の歩きの部分が混在しているので

完全に巻き付けてしまうと大変めんどくさいことが判明。

 

結局、今回の岩場は1〜2mおきぐらいに

上手いこと足場というかちょっと杖が引っかかるくらいの段差があったので

登る前に上部に杖を置いてから登る、という

端から見たらこいつ何なの?

100%おかしな登り方で登った。

 

しかし、岐阜の人たちは優しいというかシャイなのか

関東近辺でこんな事をしていたらガンガン話しかけられるのに

みなさん見て見ぬふりをしてくださるのですね。

 

いつもだと数人〜数十人に杖の事で話しかけられるんですけど

金華山では登山客が高尾山並の多さだったにもかかわらず

誰にも声をかけられなかった。

たぶんシャイなんだろうな。

通り過ぎてから「今の人・・・」って話してそうだ。たぶん。

 

でも金華山ですごく印象に残ったのは

小さな子供が大きな声で自分から「こんにちは!」と

あいさつをしてくれたこと。

 

高尾山あたりだと山になれていない人が多いせいか

あいさつをしても無視する人が大人も子供も結構いて、

特に子供からこんにちは!って言われたことなんてないかも。

 

こちらはみんな元気にあいさつをしてもらえる。

なんかこちらもうれしい気分になって、

「はいはーい、こんにちは〜」ってニッコリ笑いかけたりして。

やっぱり山のあいさつはいいよね。

 

話は戻るがこの”岩場に杖を置きながら登る”登り方はやっぱり問題で

万が一杖が落下したら大変な事になる。

自分も当然困るし、もし下に人がいたら・・・と考えると

このやり方は良くない。

連れの人に持ってもらうという手段もあるけど

基本は自己完結しないといけないので

これは再考の余地ありだな、と思った。

もうしばらく試行錯誤になりそう。

 

そんなこんなでちょっと時間がかかり

1時間弱ぐらいで山頂に到着。

 

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おー天守閣だー。

 

そしてりすと戯れ

 

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山頂レストランで名古屋名物どて丼を食べ

 

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下山後はふもとの茶屋で五平餅とみたらしを食べ

 

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短い山行だったけど楽しかったな−。

岩場鎖場での松葉杖の取り扱いは今後の課題だ。