松葉杖登山!身体障害者でも山登りがしたいの

右足が不自由なんだけど今日も元気に松葉杖登山!アマチュア身障者登山愛好家オレンジのブログ。

丹沢大山登山(ケーブルカー不使用)2015.11.20

先週末、丹沢の大山を登ってきました。

初めての丹沢入門編です。
ダンナさんは仕事だったので、
ソロ登山です。
 
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紅葉真っ盛りの大山、
とにかく混雑するらしいとの情報を受け、
朝一から活動開始。
 
朝4時半起床。
最寄り駅を始発で出て
新宿から小田急線で伊勢原駅下車。
そこからバスに乗り換えて
朝の7時半ごろ大山ケーブルバス停に到着。
平日だったのでバスの乗客の殆どは通勤客で、
登山者は数人でした。
まぁまだ7時台のバスだしね。
 
そのままケーブル乗り場の前辺りまで
お土産屋さんが並ぶこま通りを
15分ほど歩きます。
 
しかし、既にそこまでが結構な階段。
朝が早かったのでなんだかお腹が空いてきた…。
 
ケーブルはまだ動いていないので、人はまばら。
男坂女坂分岐の手前で立ち止まり、
登山用に身なりを整え、
行動食のおにぎりを食べます。
 
今回はちょっとオーバートレーニングで
膝を痛めているので、
マイルドな女坂をチョイス。
 
今回の標高差約1000メートル。
コースタイムは一応余裕を持って3時間。
スタート時間朝7時43分。
よーしがんばるぞ!と
元気に歩き出しました。
 
基本こちら神社の参道なので、石の階段主体の道です。
でも女坂の出だしは確かにマイルドだったかも。
 
しばらく女坂を歩くと紅葉した真っ赤な木々が
目に飛び込んで来ました。
 
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うわーきれい〜♪( ´▽`)
女坂中間地点の大山寺に到着です。
 
なんか雑誌の表紙になりそうな写真が撮れた(ぼけてるけど^^;)。
 
まだ観光客も殆どいない早朝なので、
写真撮り放題です。
 
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疲れも吹き飛ぶような美しさです。
 
しばらく写真を撮ったりした後、
さらに女坂を登る。
が、ここから先はちょっと急な石段になり、
女坂という割には全然優しくなく、
ロッテンマイヤーさんのような厳しい女性に
怒られているような急坂になっていった。
 
キツイ階段だけど、まだまだ余裕あり。
 
後ろを歩いてた男性2人組も
ヒーヒー言いながら登っている。
 
登り始めて40分ほどで
阿夫利神社に到着。
 
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まだ朝8時半ぐらいなので、人もまばら。
これが2時間後には大賑わいの境内になるのだ。
 
そしていよいよ大山登山口へ。
写真撮り忘れましたが、
いきなり急な100段ほどの石段が現れ、ギョッとします。
 
そして石段と岩ゴロゴロな急登をひたすら1時間以上登ります。
結構ツライ。
 
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一定の距離ごとに、○○丁目という石塔が立っているので、
だいたいの進捗状況がわかります。
1〜28丁目まで(たしか)ありました。
 
すごく進んだ気分で石塔を見ると、
実は全然進んでいないことが判明し、
何度もガックリすることになるのですが。
 
途中からキリ&雨で真っ白。
 
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富士見台からの景色ですが、
何も見えません。
 
立ち止まって雨用のウェア(モンベルのストームクルーザー)を
取り出し着用します。
 
雨のせいで、登山道は岩の上はツルツル、
土の部分はグチャグチャです。
 
あーゲイター忘れた。
パンツの裾がドロドロだ…>_<
 
まだケーブル組も追いつかないようで、
登山者も殆どいない。
数人の健脚な男性登山者に追い抜かれた程度。
 
10メートルくらいしか視界が利かない中に1人なのは
ちょっと寂しくなるなぁ。
イギリスのダートムーアに1人で行った時ほどじゃないけどね。
 
さすがにしんどくなってきて、時々立ち止まって一息つきながらもひたすら登ると、
 
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お、霧の中から鳥居が。
もうすぐかな?
 
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おおーっ(o^^o)
あと10分だって!
この看板で今までどれだけの人が
励まされたことだろうか。
もう少しもう少し。
 
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着いたー!!!
 
10時25分山頂到着☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
途中写真撮ったり最後の方は疲れてペースが落ちたりしつつも
予定より早めに到着できました!
 
がしかし、山頂からの景色は真っ白。
そして冷たい雨が降りしきる。
登山者は5人ぐらい。
 
屋根があるベンチが空いていたので、
そこで一休み。
急速に体が冷えて来たので、急いで
ダンナさんに借りたモンベルのフリースを羽織る。
寒い寒い寒い。
 
サーモスに入れて持ってきた温かいコーヒーを飲む。
 
は〜寒い山頂であったかいコーヒー最高…。
 
隣の2人組はコンロでカップラーメンを作っている。
山頂で調理いいなぁ。
美味しそうだし。
これもそのうちやりたいんだよね。
 
のんびり休んでいる間も、
私が山頂に到着した後から
ケーブル組らしき登山者が続々とやってきて、
5人くらいしかいなかった山頂は
にわかに賑やかになってきた。
 
私がいる屋根付きスペースも混雑してきたので、
おにぎりを1個食べると早々に立ち去るごとに。
 
大山の山頂は意外と狭くて、
私が行った時は人が少なかったからよかったけど、
土日祝日のオンシーズンはどうなってるんだろう?
 
天気が良ければ見晴台コースに行こうと思っていたけど、
この雨と霧じゃあ行く意味のなさそうなので、
来た道を戻ることにした。
 
 
雨でグチャグチャツルツルの登山道を
滑らないように注意しながら下る。
 
ケーブル組が下からどんどん上がってきて、
たくさんの登山者とすれ違う。
まるで休日の高尾山並みの人の並みだ。
 
私が松葉杖なので、すれ違うたくさんの人に
「がんばって〜気をつけて〜」と声をかけてもらえたのが嬉しかった。
 
高度がさがるにつれ雨も止んで、霧も晴れてきた。
すれ違う登山者で、
ものすごい軽装の人(Tシャツにジーパン、スニーカーにデイパックみたいな)
がいて、
山頂の状況を考えると、
その格好ではやめた方がいいんじゃないの〜
上は寒いよ〜
雨も降ってるんだよ〜
と心の中で思ったんだけど、
その後どうしたんだろう?
山頂まで行けたのかな?
 
1時間くらいでふたたび阿夫利神社まで降りてきた。
朝と違って大賑わいだ。
 
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この先、行きは女坂を登ってきたので、
帰りは男坂で下ることにする。
 
男坂。いかにもきつそうな感じの名前ですが、
その通りです。
 
この選択は失敗でした…。
 
男坂、登るのは辛くても勢いで登れそうなんだけど、
 
下るには殺人的急過ぎるこの石段を見よ。
 
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コケ生えてて滑るし
しかも片側崖だし。
当然手すりなんてないし。
上から見ると、え?垂直?みたいな
高度感半端ない。
 
ソロソロと下りていたら、
 
日ごろからトレーニングしているにもかかわらず、
 
足が逝きました。
 
まるで生まれたての子鹿
腿から下がプルプルだ〜(⌒▽⌒)ははは
 
いや、笑い事じゃないんだけど。
 
足に力が入らなくなって、ヤバイ。
滑落が頭をよぎった。
 
転んだら、頭を守ることと、
手をつかないように。
そんな事ばかり考えながら下った。
 
所々山側の岩に掴まって降りたり…。
ちょっと後ろ向き気味に降りたり…。
岩場の下りかよ。
 
本気でお尻で滑り降りようかと思った。
 
山と高原地図ではコースタイム30分のところ、
50分かけてようやく降りきった時、
思わず腰を折って「クーッ、やっと着いた…T_T」と立ち止まってしまった。
 
私の前を歩いてた男性も
同じポーズとったから、
多分彼も足が生まれたての子鹿に
なっていたに違いない。
 
私の後に降りてきた男性もヨタヨタ降りて来てたし、
 
男坂は生まれたての子鹿
製造コースだな。
 
大山に初めて行く人に声を大にして言いたい。
 
下りコースに男坂はおすすめしない。
 
山と高原地図コースタイムに惑わされてはいけない。
降りるには急すぎて、足が逝きます。
そこそこ鍛えてる私ですら
足がプルプルになりましたから。
 
素直に女坂かケーブルカーを使うのが
いいかと思います。
 
下りはなだらかな道をチョイスすべし。
またひとつ勉強になったな。
 
まあ健脚自慢の方は話のタネに言ってみるのもいいかもね。
 
足をプルプルさせながら麓のお土産やさんで
記念のピンを購入。
 
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12時50分無事下山。
ちょうど来た伊勢原駅行きのバスに乗って、伊勢原駅へ。
 
駅のドトールでホットドッグ食べた後、
一駅先にある鶴巻温泉で下車し、
日帰り温泉弘法の湯で
ひとっ風呂浴びてから帰宅しました。
 
初丹沢だった大山。
山頂はあいにくの雨だったけど、
楽しい山だった!
 
朝一から出発したことが幸いし、
すべての混雑の波に飲まれることなく
余裕ある行動ができました。
 
私はケーブルカー使わずに登ったけど、
普通はケーブルカー使うと1時間くらいで山頂まで登れるんだよね。
 
でも女坂使えばそんなに時間もかからず
阿夫利神社まで行けたけどね。
 
今度はダンナさんと来たいな〜。
そして次は晴れるといいな。
 
 
 
 
 
 モンベルのストームクルーザー
 
今回のように、下界が晴れてても
山は雨だったりすることがしばしばあります。
 
なので、登山に行くときは、雨具は必須アイテムなのです。
 
私が今回使ったレインウェアは、
モンベルのストームクルーザー。
 
防水の王道的素材ゴアテックスを使用しているので
防水はもちろん通気性も良いので
レインウェアの中で蒸れたりしません!
しかもなんと1万円以内で買えてしまうのです。
まさにモンベルの代表的な商品です。
 
私は雨以外の時にも普通に風よけとして着たりもしています。
すごく良いので、レインウェアで迷っていたらおすすめです!
 
 
 
 
 

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このブログは障害者の皆さんに登山を勧めるブログではありません。

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たとえ人が多い有名な低山でも、命に関わる危険が常に潜んでいます。

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